ウマ娘にハマる理由はコレだ!(評価・感想・レビュー)
■最近ウマ娘にハマったので、その感想をただ書いておこうと思います。
■まず、まさかこんなにハマるとは思わなかった、というのが正直なところ。
リリースが長く延期し、コンテンツプロデューサーもリリース前に退任し、
どう見ても失敗する要因しか見えていなかった。
なにより、「ウマ娘」って、もうフレーズとキービジュアルが完全にネタものとしか思えない。
■アプリがリリースされても、当初はまったく食指が動かなかった。
しかしネット上で結構話題になっており、まぁそんなに話題になっているなら、、、
とアプリに手を出したところ、これがまぁおもしろい。
■一番にハマったポイントがあるとすれば、個人的にはレースの部分だろう。
アプリの内容としては、ウマ娘と呼ばれるキャラクターを育成していき、
数々の目標レースで優勝を目指す、というもの。
育成の部分はいわゆるパワプロのような形のゲーム内容で、
合間に様々なイベントが挟まりながら進行していくが、
出てくるキャラクターが美少女ばかりなため、完全に美少女ゲームである。
■と、ここまでは「ふーん」という感じで、そんなに心動くものがなかったが、
いざレースが始まると評価が一変した。
まず、レース展開に合わせてカメラが引いたり寄せたりされるが、
そのカメラワークがとてもよい。
ウマ娘たちの表情のアップや、追い上げている様子などが見て取れ、
レース展開の状況がダイナミックに楽しめる。
また、そのカメラワークに合わせて音が変化するところが臨場感を後押しする。
カメラがウマ娘に近ければ、駆ける足音が激しく聞こえ、雨が降っていればバシャバシャと雨水を蹴る音も耳の届く。
そして、カメラが遠ければ、その音は小さく聞こえる。
そのカメラの遠近に合わせた音の緩急がより一層臨場感を増させる。
そして、レース状況を盛り上げる実況がとてもよい。
最初から最後まで、レースを盛り上げ心地よい。
とくに、ゴールまでの最後の直線の実況は、レースの白熱感をより一層引き立てる。
ウマ娘の名前を連呼されたときなど、その興奮ははかりしれないものがある。
ぜひこのレース展開を実際のアプリで楽しんでほしい。
スマホに向かってリアルに声を上げて応援する、ということを本当にしてしまうだろう。
■もう一つのハマるポイントとして、ゲーム難易度がやや高いことがあげられるだろう。
対象のウマ娘をレースで勝たせるために育成していくが、この育成が難しい。
ウマ娘によって難易度は激しく上下し、育成が容易でゲーム難易度が低いキャラクターもいるが、
全体的に見ると難しい。
だが、それがむしろアクセントが効いていてよかった点だと思った。
最初はなかなかよい育成ができず、目標レースに勝てない。
レース前になかなか一番人気のウマ娘として評価されず、
そしてライバルウマ娘に負けてしまうということが多々訪れる。
だが、だんだんとゲームを理解していき、うまく育成できるようになってくると、
これまであんなにも勝てなかったレースに勝てるようになっていき、
カタルシスではないが、これまでの悔しさ・苦しみが急に報われる。
自身のウマ娘をようやく勝たせることができた、その喜びは大きい。
とくに、育成シナリオの最終レースである、URAファイナルをクリアしたときの喜びはとても大きく言葉では表せない。
ウマ娘たちはレースで勝利すると、ウイニングライブと呼ばれるライブをおこなう。
ウマ娘たちが歌って踊り、一着でゴールしたウマ娘がセンターの座を掴むのである。
なんだそれは?、と思ったと思う。私もそう思う。意味がわからない。
しかも、URAファイナルで優勝したときのライブ曲は「うまぴょい伝説」という、いわば電波曲である。
最後の最後、大団円のライブ曲がそれなのか。。。。と事前にネットで知ったときは思っていた。
だが、このウイニングライブ、めちゃくちゃ感動するのである。
この変な曲で、涙ぐむほど込み上げるものが出てくるのである。
ライブ映像はサイゲームスの技術の結晶で、そのクオリティは他のソーシャルゲームの追随を許さないレベルと言っても過言ではないだろう。
明らかに抜きん出ている。
で、その高クオリティで生成された「うまぴょい伝説」のライブが、とてもすばらしい。
これまでなかなかレースで勝てなかったウマ娘が、ようやく最後の最後のレースで勝利しセンターの座を掴む。
そして、センターで汗を流しながら一生懸命輝かしく歌い、踊るのである。
これは、文章に表せない。早くウマ娘をダウンロードしてほしい。
■そして、アプリで込み上げるものがあったあと、史実を見て、そこでまた泣くのである。
ウマ娘は実際の競走馬をモチーフとしており、例えばハルウララやキタサンブラックと言った、
もともと競馬に詳しくない人でも知っているような馬もモチーフになっていたりする。
アプリでウマ娘を育成したあと、「じゃあ実際のモチーフの馬はどんな感じだったのだろう」、
と気になり調べるのは必然。
私が最初に調べたのはサイレンススズカであった。
これがもう涙なしには史実が見れなかった。
アプリで興味を持ったあと、史実がまた、いろいろと泣かせにくるのだ。
また、ウマ娘のちょっとした特徴が、史実のあれやこれをモチーフにしていることがわかり、そこもまたおもしろい。
とりあえずサイレンススズカとライスシャワーを是非育て、史実を見てほしい。
史実を見てからアプリを楽しんでも、どうせ泣くから大丈夫です。
また、逆説的だが、ウマ娘を履修したあとに史実を見ると、「競馬にはドラマがある」という意味がよく理解できるようになる。
■アプリを遊び、史実を見たあと、そういえばアニメもなかなか好評だと風の噂で聞き、見てみることにした。
これがまた、泣いた。
とくに二期のライスシャワーの部分、絶対泣く。
完全にライスシャワーの話に特化するが、史実があった上であのアニメの内容が作られ、その史実の解釈にとても泣かせられる。これはアプリでライスシャワーを育成するしかないと決意をする。育成してレース勝利をさせたいと心に深く誓う。
だが、ライスシャワーの育成難易度は、TOPレベルに難しい。
というか、個人的には一番難しかった。
だが、いろいろ苦心して育成し、URAファイナルをクリアしてほしい。
史実があり、アニメの内容があり、そのうえでアプリの内容を見ると、もうライスシャワーについて語りたくなって仕方がなくなるだろう。
早くウマ娘をダウンロードし、ライスシャワーをSSR確定チケットで引き、育成難易度に絶望し、アニメを見て心に鞭を打ち、URAファイナルをクリアしてほしい。ずきゅんどきゅん胸を鳴らせてほしい。
■ウマ娘は完全にネタものだと思っていたら、気づけばアプリ・史実・アニメと完全にドハマリするくらい魅力の詰まったものだった。
とりあえずダウンロードして遊んでみてほしい。
レースの部分を体感してほしい。
そして、まさか「うまぴょい伝説」のライブで泣くことになるとは、ということを体験してほしい。
こんな思いははじめてと思うに違いないから。