【コラム】4751サイバーエージェントの株価はウマ娘でどこまで上がるのか

2021年6月6日

■アプリ「ウマ娘」のリリースで業績が一気に好転し、
株価が跳ね上がった4751サイバーエージェント。

果たして株価はアプリリリースがピークとなってしまうのか、
それともここからさらに尻上がっていくのか――。

私は株価はさらに上がっていくと考えています。
その理由を下記で述べていきます。

 

■株価が上がる理由① アプリ「ウマ娘」のさらなる拡張展開の余地があるため
やはり1番のキーとなるのは、アプリ「ウマ娘」の存在でしょう。
下記決算資料を見てわかるように、「ウマ娘」リリースにより、
ゲーム事業の売上高は跳ね上がっています。

ほかの新規タイトルの初速売上が加わったこともあるでしょうが、
ウマ娘の影響が大きかったことは各所市場ニュースの取り上げ方からも明らかです。

ウマ娘のおそろしいところは、
これからまだまだコンテンツを拡張していくという前段階の時点で、
これだけの売上高を出しているところです。

サイバーエージェントとしてもこれからウマ娘のコンテンツを大事に、
さらなる拡張をすることは言及していますし、
さらに海外への展開というのも控えている状態です。

明らかにこれから伸びる余地を残した上での初速売上のため、
今後の伸びが今以上になることは確実でしょう。

また、サイバーエージェントの場合、
AbemaTVや広告事業と言った、ほかのメディア事業とのシナジーが狙える点が非常に強みです。

自社IPのため、ウマ娘というコンテンツをかなり自由に扱えるという点は、
かなりのメリットとなるでしょう。
 
 

 

■株価が上がる理由② コロナ禍からの回復基調にある広告事業
コロナ禍で一度落ち込んだ広告業界ですが、
徐々に回復の傾向を見せています。

とくにサイバーエージェントはネット広告の大手企業です。
中小の広告代理店に比べ、その回復吸収速度はすさまじいものがあります。
現に、売上高は過去最高を更新しています。
コロナをバネに、さらなる伸長をしている形です。

ワクチンの摂取が進み、コロナが衰退していく基調の中、
さらなる躍進がおこることは想像するに容易です。

とくに最近は、
TVの視聴時間よりもネットを触る時間の方が長いという調査がちらほら出てきたり、
ネットの広告費がテレビの広告費を抜くということも起きています。

これからさらにネット広告が重用されていく世の中の流れは止まらないため、
業界全体の伸びという意味でも、
広告事業のさらなる成長は確実でしょう。
 
 

 

■以上、4751サイバーエージェントの株価がこれからも伸びる理由でした。
短期ではなく、中長期のスパンを見て、株の仕込みをしておくのが良い銘柄でしょう。

おそらく3000円台までは中長期で見れば十分上がっていくかと思われるため
押し目押し目で買っていくのが良い銘柄だと思っています。
3000円前後で足踏みしてからは、3500~4000への到達も容易かと思っています。
1つの参考になれば幸いです。