【Fit Boxing 2レビュー】リングフィットよりフィットボクシングのほうがおすすめな理由

2021年2月3日

■これまでリングフィットアドベンチャーで自粛中の運動をしていたのですが、
Fit Boxing(フィットボクシング)2が出て乗り換えたという話です。

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■世はコロナ禍で自粛を要請ということで、ジムも短縮営業するようになってしまい、
自宅でリングフィットアドベンチャーで遊ぶことで運動をしていました。

で、そんななか、先日フィットボクシング2が発売し、体験版が遊べるため遊んだところ、
普通におもしろかったのと、リングフィットよりこっちのほうがいいなとなって購入。
日々の運動がフィットボクシング2に代わりました。

■フィットボクシング2をリングフィットよりもオススメする理由として、私は下記をあげます。
・手軽、すぐにできる
・筋肉に効く
・運動ではなく、遊びの延長でできる


■まず、「手軽、すぐにできる」という点です。
リングフィットの場合、リングを用意して、足にベルトを巻いて、
座る系の運動が多いので腰を傷めないためにマットを敷いて、、、
と、前段階の準備が多いのです。

一方でフィットボクシングの場合、ジョイコンをスイッチから外したらもうすぐプレイできる。
非常に手軽で気軽です。

リングフィットの準備がめちゃくちゃ大変というわけではないのですが、
やはり意外と面倒です。
人間、少しでも面倒だとそこでやめてしまったり、放置してしまったりというのは、
経験則で身にしみていると思いますが、やっぱそうなんですよね~…。

その点、フィットボクシングはコントローラ外してすぐできる、というところがとてもよいです。
面倒さが削ぎ落とされているのはとても強い点かと思います。


■次に、「筋肉に効く」という点です。
リングフィットで遊んだことがある人は、
「いやいや、リングフィットこそ筋肉に効くだろう、あれは任天堂が誇る人体破壊兵器」
と思うのは割と過言では無いと思っています。マジで肉体が追い込まれます(安全にです)。

ただ、難点としては、リングフィットの場合、鍛える筋肉がポイントポイントで、
連動した運動をしているというよりは、部位ごとのトレーニングを区切り区切りやっているという感じなのです。
それのどこが筋肉に効かない話になるかというと、このトレーニングが、個人の取捨選択で強度がかなりブレるというところにあります。

リングフィットのアドベンチャーモードをベースにしますが、
筋肉をしっかり追い込むのは基本は敵との戦いにおいてで、
このとき「どんなトレーニングをして、どこを鍛えるか」は、自身がコマンドのなかから選択をします。

自分でどのトレーニングをするか取捨選択するということなのですが、
自分で選ぶため、自分が好きな、楽なトレーニングに寄りがちです。

スクワッドやプランクなど、「効く」トレーニングを意図的に選べば十分肉体は鍛えられますが、
誰しもが強い意志を持っているわけではありません。逃げちゃいます。
そのため、「効く」トレーニングがされない、ということが多いかと思います。
正直これは個人によるとは思うのですが、多くの人に当てはまるのではと思います。

一方でフィットボクシングはというと、
メニューの選択はありますが、いづれもが単調に腹筋するだけ、というようなメニューになっておらず、
ステップを踏みながら右半身も左半身も動かす、という動きになっているため、
「効く」「効かない」のトレーニングの取捨選択というところがありません。
ある意味では強制的に動くため、結果として筋肉に効く動きをすることができます。
「効く」を選ぶというよりは、「効かない」という選択肢を選ぶということができない、
というところに強みがあるかと思います。

ただ、この「筋肉に効く」という点は、本当に意志が強ければ、
リングフィットのほうが明らかに抜群に効くと思います。
とくに、リングフィットの場合、立って座ってリングを使ってと、
様々なトレーニングのバリエーションがあるため、まんべんなく鍛えられると思います。

しかし、それは理想論で、人間の怠惰な面を考慮した現実的なところでは、
やはりフィットボクシングの「効かないトレーニングを選ぶ、という選択を回避できる」というほうが、
万人に受けるかと思います。



■最後、「運動ではなく、遊びの延長でできる」という点です。
「筋肉に効く」のところで書いたところと通じるものがあるのですが、
リングフィットの場合、連動した運動というより、一つ一つの筋トレの組み合わせ、という側面が強いです。
連動して何か身体を動かすというよりは、身体一部位ごとの筋トレをし続ける、という感じです。
なので、遊んでいるというよりは、ゲームという皮をかぶった筋トレ、になるかと。

一方で、フィットボクシングの場合、音楽に合わせて身体全体を動かすリズムゲーム的な感覚です。
筋トレというよりは、遊びです。昔流行ったと言われるダンスダンスレボリューションなんかに近いかと。

誰しもが意思が強ければ、筋トレは続くのですが、みんなそんな超人じゃありません。
でも、遊びなら、遊びなので続きます。

リングフィットのほうが筋トレ負荷は抜群に高いのかもしれませんが、
継続性のほうが運動や筋トレという面では大事なため、
そうなると、負荷の最大瞬間風速はリングフィットに劣るかもしれませんが、
トータルでみるとフィットボクシングのほうが筋トレ効果は高くなるかと思います。

ちなみに、決してフィットボクシングの負荷が低いとかはなく、
バンバンに汗はかきますし、筋肉痛にもなります。十分以上の負荷がかかります。
あくまで、リングフィットの一部位にかかる瞬間風速的な負荷に比べれば、という話になります。
(Twitterなどでリングフィットの感想を検索してもらえばすぐわかると思いますが、リングフィットの一撃必殺度がハンパないのです)

■いろいろと書きましたが、私は上記の理由で、フィットボクシングのほうがよいと思い、
日々の運動をリングフィットではなくフィットボクシングに替えました。
もちろん個々人によって感想など異なると思いますが、もし上記を読んでいただいて、
「なるほど、私はスーパー超人だから」という方でなければ、
リングフィットよりもフィットボクシングのほうが適していると思います。

とは言え、ご予算が十分にあり、リングフィットが手に入る状況であれば(品薄のときが多いため)、
ぶっちゃけ両方買ってみるのがいいのではと思います。
リングフィットはリングフィットでおもしろいと思いますし、
「いやいや、みんなキツイって言ってるけど任天堂のゲームでしょう?
老若男女向けのゲームを輩出する任天堂でしょ?みんなが運動不足なだけだよ。俺は余裕だから」
という意志をもって購入してプレイして、そのプライドをズッタボロに破壊してもらえればと思います。