WF-1000XM4の使いにくい・ダメな点について(感想・レビュー)

■WF-1000XM4をしばらく使ってみて、
これは使いにくい・ダメだという点が出てきたため、
参考までにレビューを書いておこうと思います。



■まず、ダメな点を列挙いたします。
・耳の中が蒸れ、お風呂上がりの使用は厳しい
・タップ箇所が小さく、タップによる操作がしにくい
・タップした際の反応音が小さく、操作状況がわかりにくい
・タップによる操作感が全体的に悪い
・ケースの収納部のマグネットが強く、イヤホンを外すときに落としそうになる
・良くも悪くもBluetooth接続しかできない
個々を下記で触れていきます。





耳の中が蒸れ、お風呂上がりの使用は厳しい
これはカナル型ゆえの難点ですね。
耳の穴の中を密閉する形なため、耳の中が蒸れます。

とくに、お風呂上がりの状態は着用はできないと思ったほうがよいでしょう。
耳の中が濡れた状態でつけると非常に不快感が出ます。



タップ箇所が小さく、タップによる操作がしにくい
タップした際の反応音が小さく、操作状況がわかりにくい
タップによる操作感が全体的に悪い

こちらはタップ関連としてまとめて説明していきます。

まず、WF-1000XM4はイヤホンの側面をタップすることで、
音楽の再生・停止、先送り・戻し、音量の調整、ノイズキャンセリングのオン・オフが操作できます。

わざわざ接続しているスマホなどを手に持たずとも、
耳につけたイヤホンの側面をタップするだけで操作できる手軽さがウリです。

しかし、この機能が、正直操作感が悪い。
全体的に完成度が低いです。


まず、タップ箇所が小さいため、
単純に操作しにくいです。

そして、これがさらに問題なのが、
タップした際に発生する反応音が小さく、
タップしているかどうかわかりにくいのです。
そのため、より一層タップができているのかどうかの判断がしづらくなっています。

よって、誤操作も発生しやすいです。
反応音がわかりにくいため、
「あれ?タップできてない?」と思ってもう一度タップしたら、
実はきちんとタップできていて別の操作に化けてしまったりします。

このタップ操作は、
タップ一回なら再生・停止、タップ2回なら曲をスキップ、
というような具合のシステムになっています。
これが、タップされていないと思ってもう一度タップしたら、
1回目が認識されていてスキップになってしまったりとかがあります。

また、タップを複数回するときの間隔も微妙で、
素早く2回タップしたつもりでも、1回にカウントされてしまったりします。
また、タップ部分が小さいがために、素早く2回タップしたつもりが、
うまくタップできず1回だったなんてことも起こりえます。

上記の、
・タップ部分が小さい
・それゆえ誤操作しやすい
・反応音が小さいから誤認識も起きやすい
というのが複合的に作用しあい、非常に使いにくいです。
負の連鎖が置きています。

これはWH-1000XM4のタップ操作快適だったために、
購入して非常にがっかりしました。

また、イヤホンだけで音楽を聞くことをコントロールできる、
というウリそのものも、WH-1000XMを使った後だとかなり劣るように感じます。

さらに、WF-1000XM4は、
デフォルトではタップによる音量調整ができません。
音量調整できるようにタップ操作を変更することはできるのですが、
その代わり、「音楽の再生・停止、先送り・戻し」「ノイズキャンセリングのオン・オフ」
のいづれかが代わりに使えなくなります。
つまり、タップして操作できる機能を、交換しなくてはならないのです。

イヤホンのタップ部分の操作だけで音楽をコントロールできるのがウリなのに、
それが十分快適な状態にはなっておりません。





ケースの収納部のマグネットが強く、イヤホンを外すときに落としそうになる
これも使用感が悪いなぁと感じる点です。
イヤホンを付けようといざケースから出そうとすると、
マグネットが強く、ケースから取り出しづらいです。

そして、単純にイヤホンがつまみづらいため、
ケースから取りづらいというところもあります。

これ、結構危険で、
電車に乗る際にホームで取り出そうとして、
マグネットが強い&つまみづらい、というのが重なって、
ケースから勢いよく外れて、それが転げ落ちるということが起こりうると思っています。

これ、最初のうちは注意してるから大丈夫でしょうが、
油断しているときに、「ポロッ」なんてことが起こりそうです。。。

高価なイヤホンなため、ちょっとリスキーだな、と感じています。



良くも悪くもBluetooth接続しかできない
これも少しデメリットに感じることがありますね。

私が実際に経験したものだと、任天堂switchです。
switchはBluetoothによるイヤホン接続ができず、
有線でしか接続できません。

そのため、
Bluetoothでしか接続できないWF-1000XM4は、
switchでは使えません。

これは音楽の出力側の問題ですが、
BluetoothしかWF-1000XM4は接続できない、
という点は注意しておいたほうがよいでしょう。



■以上、WF-1000XM4を使って感じた、
使いにくい・ダメな点でした。

WF-1000XM4自体はもちろん全体的にはよいイヤホンです。
それは間違いありません。

しかし、上記のような使いにくい・ダメな点もあり、
人によってはかなりストレスを感じる部分もあるかと思うため、
購入の際に参考にして頂ければと思います。