甘口日本酒探訪:初心者でも楽しめるスパークリング清酒の魅力

■元々あまりお酒が強くないのと、そもそも味があんまり好きじゃないのですが、
スパークリング清酒の「澪」は唯一好きなお酒です。
で、「そもそも澪って、焼酎とか日本酒とかそういうのだと、何の種類に入るの?」というのすら知らず、
なんとなく調べてみたら、日本酒の一種とのこと。
「えっ?日本酒なのに飲みやすいの? 普通の日本酒はあんなに「カァァッ」ってなるのに?」と思っていて、
さらにさらに調べると、どうやら「日本酒度」というのがあり、
その数値によって、辛口~甘口と分類されるとのこと。(こちらのページがわかりやすそう)
で、日本酒度が「-3.5から -5.9」が甘口に分類されるそうなのですが、
なんと、澪は驚きの「-70」!
超大甘口じゃないですか!
そりゃあ、そんだけぶっ飛んでれば飲みやすいですわ。
で、「そういうかなり甘口の日本酒ならば、他にも好きなお酒があるのでは?」
「せっかくなら、いろいろなお酒を楽しめたほうが良いし」
ということで、いろいろ甘口の日本酒を飲み比べてみることにしました。
下記、各日本酒のレビューを書いていきますが、随時一覧を更新していこうと思っています。
■松竹梅 白壁蔵 澪

ザ・スパークリング日本酒。
とはいえ、お酒に詳しくない私は、スパークリング日本酒といえば澪、ということすら知らなかった。。。
甘く、おいしく、飲みやすい!
リンゴやマスカットのような、ああいう感じのジュース、という印象です。
香りも良く、アルコールの苦さというか、エグさも感じないため、飲みやすいお酒筆頭と思います。
公式HPを見ると、日本酒度は-70、酸度4.0、アルコール分5度とのこと。
私はこの数値を基本に、飲みやすいお酒を探すことにしました。
いわば、澪が基準点ですね。

■松竹梅 白壁蔵 「澪」〈CLEAR〉

澪の別バージョン。
『「澪」の甘さすっきりタイプ』とのこと。
数値的には、日本酒度-70、酸度3.2、アルコール5度と、酸度がやや通常澪に比べ弱い(通常澪は4.0)。
「すっきり」だから、逆に酸度強いかと思ったら、そうじゃないのね。
実際に飲んでみた通常澪との違いは、、、正直よくわからない!
うーん、たしかに違いはあるけど、明確になんか違うという感じでもなく、同じといえば同じような。。。
澪でも澪クリアのほうでも、どっちでもいいなという感じ
でも、間違いなくおいしい!澪のアナザータイプと言う感じ。
甘くて香りが良く、飲みやすい。
通常版と間違って買っちゃっても、全然これでも問題ないと思う。

■月桂冠 アルゴ 日本酒5.0

スーパーで「甘口の、アルコールが弱いお酒」を探していたら見つけたお酒。
「月桂冠ってなんか聞いたことあるし、とりあえずメジャーどころ押さえておこう」という感じで購入。
澪がスパークリング日本酒だったのに対し、こちらはスパークリングじゃない日本酒。通常日本酒。
ホームページをみても具体的な日本酒度の記載はなかったが、
「甘口」に分類され、アルコール度数は「5%」だった。
このあたりで、「なるほど、必ず日本酒度って記載されてるわけじゃないんだな」と気づく。
味は、甘みが強く、香りも良く、やはり飲みやすい!
いかにも飲みやすさをアピールしている通りの感じです。
ただ、、、澪と比べてしまうと、なんだか味が薄いような。。。
味というか、甘みが薄い感じ。
甘みが抑えてあってスッキリ飲みやすいとかではなく、単に薄いという印象。
非常に申し訳ないですが、、、澪と飲み比べると、2~3段階落ちると感じてしまった。
系統としては澪なので好きな方向なのだが、私はもっとグンと甘みが強いほうが好きなので、澪に軍配。
スパークリングが苦手という人には良いかも!

■山梨銘醸 七賢 スパークリング日本酒 山ノ霞

甘口のお酒の人気ランキングで上位のほうにあって、お値段もやや高めだったため、試しに購入。
個人的に、名前が長すぎて、どこがお酒自体の名前なのかよくわからない。
山梨銘醸がメーカーさんの名前で、「七賢 スパークリング日本酒」というカテゴリがあって、
そのなかの「山ノ霞」という商品名、、、だと思われる。
初心者にお酒の名前は難しい。。。
ホームページを見ても、やはりこちらも日本酒度の記載はなく、ただ「甘口」であることは確認。
アルコール度数は11度と、やや高め。
アルコール度数が高いと、「なんだかザ・日本酒に近づいてきたなぁ~」となんとなく思う。
開封して驚いたのが、コルクで蓋されていたこと。
ええ、シャンパンじゃないですか。
コルクが飛んで天井にぶつかるとかが無いよう、気をつけながら開栓しました。
あと、開栓するとコルクがもとの大きさに膨らんでしまうのですが、
「えっ、栓し直せない、、、」という問題に直面。
お酒初心者に、なんかコルクの栓をし直す器具とかは自宅に無い。
やむなく、サランラップ&輪ゴムで縛って蓋をし、保存した。
ただ3日くらいかけて飲んだが、炭酸抜けはとくにせず、最後までおいしくいただけた。
香りが芳醇高く、品質が高いことが私でもわかるくらいでした。
うん、これは良い香りとすごくわかる。マスカットとかりんごとか、ああいう系の、さらに品の良い香り。
アルコール臭の「ウッ」とかは全然ない。
味は、甘みで飲みやすい感じ。
が、いかんせんアルコール度数が強すぎる!
私にとって11度は、だいぶ高いことを分からせられました。。。
アルコール度数が強いぶん、酒感が強く、「アルコール」という感じの苦みも強い。
イメージ的には、「澪」をもっと大人向けにした感じ。
系統的には澪なのだが、私にはもうちょっと酒感が弱いほうが好みでした。
でも、間違いなく良いお酒。
720mlと量が多く、そのままストレートで飲むのはちょっと体質的にキツかったため、
最初は炭酸水で割って飲んでみました。
ただ、それだとアルコールの苦みが目立つようになってしまい、ちょっと厳しい。。。
そこで、三ツ矢サイダーで割って飲んでいました。
せっかくの良い香りが三ツ矢サイダーと混じってしまったのでそこはちょっと残念でしたが、
お酒に弱い人は、三ツ矢サイダー割はかなり良さそう。
■白鶴 淡雪スパークリング

お酒を飲まない私でも、「白鶴、まるっ!(CM)」は知っている!
有名メーカーさんのお酒ということで、購入。
ホームページを見ると、日本酒度は-58、酸度3.2、アルコール度数5%。(Amazonだと6%と書いてある?)
澪が日本酒度-70だったため、メーカーホームページにも書いてありますが、「やや甘口」のお酒。
とはいえ、日本酒界の中だと、だいぶ甘口のお酒だとは思います。
これも、やはり飲みやすいですね。
甘く、香りが良く、シュワシュワとしてグッと飲めます。
毎回恐縮ですが、やはり澪系の味です。
ただ、日本酒度が-58と澪より高いことが要因なのか、少しばかり「酒感」を強く感じました。
アルコール感というか、「お酒」という感じというか。
なので、「澪だとジュースすぎる!もう少しお酒感があるほうが良い!」という方のステップアップに良さそう。
私は、日本酒は甘ければ甘いほど良い過激派なので、澪のほうが好みではありました。
ただ、このお酒もおいしい。良いお酒。
■月桂冠 スパークリング清酒 うたかた

甘くておいしく、やはり飲みやすい!
何度も恐縮だが、澪系のお酒。
甘みが強いと感じた。
ただ、匂いはややお酒っぽい?
味も、澪よりは少しアルコール度数高いからか、お酒っぽさあるかも。
といっても、澪がアルコール度数5度で、うたかたは6~7度なのでほんと雰囲気ぐらい。
でも、嫌な感じのお酒の感じではないです。

■朝日酒造 ノムネ

味香りは澪系。
でも、ネーミングの通り、ラムネっぽいかも。フルーティーなラムネって感じ。
ただ、ちょっとお酒感強めで、アルコールの苦みを感じる。
お酒弱い人には、ちょっと苦みが強くて苦手かも、、、
アルコール度数が8度とやや高めなので、それでお酒感強いのだと思う。
冷水とか用意して、お酒と水を交互に飲むと、アルコールに弱い人には良いかも。