新宿中村屋のカレーが「中村屋のカレー」という体験を味わうことができるカレーで、カレーの範疇を超えていた話
■先日、新宿中村屋のカレーを食べる機会がありました。
新宿中村屋って、スーパーのレトルトカレーとかで格調高い感じで売ってるけど、実店舗のは食べたことがない。
本家本元のはどうなの?という感じでした。
池袋東武に入っているお店に行ったのですが、他のお店は混んでいたのですが、
中村屋は空いていたので入ってみることに。
もうお腹が空いていて、待たずに食べられるところにしたかったのです。
で、入ってみてなぜ中村屋だけ空いていたのかわかりました。
高い!単純に高い!
「まぁ、高いって言っても、カレーが1500円とかそのぐらいでしょ?」
とか思っていたら、まさかの2145円。余裕の2000円オーバー。
ビーフカレーに至っては、2695円です。まさかの四捨五入すれば3000円に届くという。
でも、逆に期待が高まります。
だって、いくら高いお店でも、2000円を超えるカレーを食べる機会なんてそうそうありません。
ちなみに、カツカレーのカツダブルとか、そういう理由で2000円を超えているわけではありません。
1番スタンダードの、インドチキンカリーで2145円税込なのです。
なるほど、これは強気な値段設定です。
どれにしようかと迷いましたが、これが看板メニュー、というふうになっていた、
「新宿中村屋伝統のインドカリーセット」(税込2145円)を頼むことにしました。
見せてもらおうか、2000円超えのカレーを、、、という気分です。
で、テーブルに運ばれてきたのがこれ、
高級の証であるカレーポットに入ったカレーです。
で、早速食べてみたところ。
おいしい!でもなんだこれは!?
カレーだ、でもカレーじゃない!?
という感想でした。
何を言っているかわからないと思いますが、自分でもわかっていません。
確実に料理としてはカレーなのです。
でも、チーズだとか、いろいろ複雑な味がして、
いつもなら発生する、カレーを口に運んだときの「うん、カレーってこういう味だよね」
という概念が発生しないのです。なんだこれは。
もちろんおいしいです。
おいしいに決まっています。
でも、想像するカレーがブラッシュアップされてクオリティが高まった、
というものではないのです。
我々が普段食べるカレーの次元を超えた、何か別の「カレー」なのです。
「カレー」というには、この味は複雑すぎます。
なるほど、これは2000円超えるのわかります。
おいしい、おいしいし、「中村屋のカレー」という体験を味わうことができるカレーです。
また、付け合せも非常においしいのです。
「なんか福神漬的なの付いてるなぁ。まぁ、これは想像の範疇でしょう」
と思いながら食べてみたところ。
まさかの福神漬も想像を超えるおいしさ。
付け合せなんて、カレー本編に比べたらただのおまけ、
ここには本気出してこないでしょう、と思っていたら、中村屋はまったく手を抜いていませんでした。
おそろしい子。。。
新宿中村屋のカレーが、こんなにおいしいとは思わなかったです。
中村屋のカレー、という体験をするためにぜひ食べるべきものでした。
もし機会があれば、ぜひ食べてみていただきたいです。