フジノスのアルミクラッド三層中華鍋を実際に使ってみたレビュー
■フジノスのアルミクラッド三層中華鍋を買ったため、レビューを書いておこうと思います。
回鍋肉や麻婆茄子といった中華料理・炒め物を作ることが多く、かねてより中華鍋が欲しいなぁと思っていて、
いろいろなものを検討した中で、こちらの中華鍋を購入しました。
結果、買ってかなり良かったのですが、なぜわざわざフジノスのアルミクラッド三層中華鍋を買ったのかなども書いておければと思います。
■購入した決め手となったのは、①メンテナンスの容易さと、②虫害防止、③性能の高さでした。
「なぜわざわざフジノスのアルミクラッド三層中華鍋を買ったのか」と書いたのは、
中華鍋を買うとなったら、一般的にはオーソドックスな鉄製の中華鍋を買う方が多いと思うからです。
何せ、実際に業務用で使われているようなプロ仕様の鉄製中華鍋でも、5000円前後で買えてしまいます。
一方でアルミクラッド三層中華鍋は18000円ほどします。
なぜわざわざ3倍もするような中華鍋を買うのか、というのは当然の疑問として出てくると思います。
■まず1つ目に検討のポイントとして上がったのが、①メンテナンスの容易さです。
鉄製の中華鍋の場合、使用後に洗剤でゴシゴシ洗ってはダメだったりします。
よく言われる「鍋を育てる」ということで、鍋表面の油膜を保持しておかないと、錆びてしまうからです。
水で洗ったあと、熱でよく水気を飛ばし、薄く油を塗っておくという工程も必要です。
だいたいのブログだとか商品紹介ページで「案外メンテナンスは楽ですよ」と書かれているのですが、
私はそれを使うたびにやるのかと思うと、めんどくさくて、、、
その点、アルミクラッド三層中華鍋は表面がステンレスのため、非常にサビに強いです。
使用後は、洗剤でゴシゴシ洗って、水気を飛ばせばOK。
食器やフッ素加工のフライパンのように普通に洗えばOKなところが気を使わなくて良いです。
しかも、利用後は油を塗るとかしなくてOK。なんて楽なんでしょう。
ゴシゴシ洗剤で洗ってOKのため、食洗機もいけます。
ただ、食洗機用で洗う場合は、フッ素加工のフライパン同様、クリスタなど中性の洗剤を使ったほうが良いでしょう。
ジェルボール型なんかは、洗浄能力は高いのですがアルカリ性の場合が多く、金属への負担が大きいためです。
(とくに、アルミの場合は変色するのでアルカリ性の洗剤は致命的)
また、取って付きの27cmフライパンとなると、食洗機のサイズによっては入らない可能性もあるため、そこだけは注意です。
私はサンコーのラクアを使っているのですが、上段を外し、斜めの対角線になるようにすることで、
ようやくフライパンが入るような状態でした。
ここは購入前にそのようにしないと食洗機に入らない(かつほぼフライパンのみしか洗えない)状態になることをわかったうえで、私は購入を決めました。
ちなみに、焼きそばなどのデンプン質のものや油分の少ないお肉なんかは、慣れていないとフライパンに焦げ付きやすいのですが、
それも水を入れて沸騰させるとすぐ落ちるため、焦げ付きが落ちないとかの心配もあまりしなくて良いと思います。
また、仮に頑固に焦げ付いてしまっても、重曹を入れてグツグツ煮立てたあとに半日程度放置するとスルリと落ちたため、雑に使ってもその後のアフターケアでどうにでもなる印象があります。
■もう一つのポイントとして②虫害防止があるのですが、個人的にはここが大きな決め手となりました。
というのも、鉄製の中華鍋の場合、使用後に油を塗って保管をするということは、キッチンで虫を呼び寄せる可能性が上がるためです。。。
私は虫との遭遇が本当に嫌なので、これが一番の原因となり、中華鍋購入を断念していました。
ただ、アルミクラッド三層中華鍋であれば、洗剤でゴシゴシ洗い、油分の無い状態で保管してOKなのです。
そう、虫を呼び寄せてしまう心配が無い!
ここが大きかったですね。
■そして、最後選んだのが③性能の高さですね。
ステンレス製やアルミ製の中華鍋というのは普通にあるのですが、
アルミクラッド三層中華鍋は表面にステンレス、中にアルミを挟み込んだような文字通り三層の金属で構成された中華鍋です。
ステンレス製だと、熱伝導率が悪くて、熱ムラが出やすいというデメリットがあります。
しかし、アルミを挟み込んでいることで、その熱伝導率の悪さをカバー。
また、通常のステンレスのみのフライパンに比べると軽めというところもありがたい。
ただ、軽いとは言え、気軽に振るえるような重さではないため、テレビで見るようなプロがチャーハンを煽るような感じの使い方は、単純に体を鍛える必要があります。
■以上のようなところから、フジノスのアルミクラッド三層中華鍋を購入するに至りました。
少しお値段は高めですが、長く使えるということも考え、比較検討の末こちらにしました。
ちなみに、お玉も購入検討しているなら合わせてフジノスのものを購入するのをおすすめします。
というのも、アルミクラッド三層中華鍋の表面がステンレスなので、通常の鉄製のお玉なんかだと、鉄製のほうが柔らかいため、お玉が潰れてしまう可能性があるからです。
フジノスの下記中華お玉は同じステンレス素材のものとなっているため、鍋側もお玉側も傷つきにくいです。
ちなみに、お玉に穴が空いてないから吊り下げられないし、どうやって保管しよう、、、と思っていたのですが、S字フックで吊るすというライフハックを思いつき、これでなんとかなっています。
とりあえずの案のつもりだったのですが、割と問題なく、このままこの保管方法が続きそうです。
■さて、実際のアルミクラッド三層中華鍋とお玉がこちらです。
銀色に輝いています。
フライパンの持ち手ですが、ずっと強火にしなければ熱くなりにくく、問題なく持てるかと思います。
ただ、中華=火力ということで強火利用をメインに考えている場合、持ち手に濡れ雑巾など巻くことにはなるかなと思います。
鍋に肉を入れ、
焦げ目が付くのが好きなため、少しシッカリめに焼きます。
野菜を投入し、さっと炒めれば、
野菜炒めの完成です!
野菜が焦げすぎるかと思って少し早めに引き上げてしまったのですが、もう少し焦がしても良かった。。。
ただ、熱々で熱は十分に通っていました。
やはり中華鍋の熱保持力や高温のためなのか、フッ素加工フライパンの野菜炒めとは明らかにおいしさが違う。
うーん、ここまで炒め物で味の違いが出るとは思わなかった。。。
別日には麻婆茄子を。
このときは、フライパンの取っ手に濡れ布巾を巻いていますね。
彩りの人参を入れ忘れましたが、麻婆茄子の完成です!
■おそらく、中華鍋を買うというときに、
だいたいの人は鉄製の中華鍋を購入するだろうと思います。
ただ、性能が鉄製のように高いもので、
かつメンテナンスの楽さと虫害を避けることを考えている場合、
フジノスのアルミクラッド三層中華鍋はおすすめだと思います。
確かに高いですが、それだけの価値がある中華鍋です!