オカムラのシルフィーはいいぞ!(レビュー・感想)

2020年5月27日

■テレワークや在宅勤務で、いい椅子を買いたいという人は多いのではないでしょうか。
そんなあなたにオススメ、オカムラのシルフィーはいいぞ!

「ちょっといい椅子」と言っても、個々人でその認識は違うと思います。
オカムラのシルフィーは、オプションなどによっても変動しますが、およそ¥70,000円。
高い。正直高い。

ただ、有名なアーロンチェアやリープチェアだと20万円とかするので(オカムラも有名です)、
そういう意味だと、たしかに「ちょっといい椅子」なのです。
ただ、そうは言っても高い…。
私も衝動買いレベルで買ったわけでなく、かなり検討して買いました。

■シルフィーを買った理由としては、
「ああ、いい椅子買ったな」という基準に達していて、
それが決して超高級チェアの劣化品だったりはしないためです。

まず座り心地、これはやはり高いだけあっていい。
座っているクッションが心地よく、ヘタレ無い。
二年ぐらい座っていますが、ヘタる気が全くしません。

もちろん背中もいい。
メッシュかクッションかが選べるのですが、
背中の風通しがいいという前評判を見て、メッシュにしました。
これが夏に真価を発揮しますし、ヘタれたり破れたり耐久度が心配でしたが、それも無い。

機構で背中を包み込むカーブを変えられるのですが、これで小さい人向けのカーブにすると、
不思議とクッションのように背中を包む感じになる。
高いだけあってやはりいいです。

椅子は背中全体を包むほうが疲れにくいとのこともあり、
ローバックとハイバックが選択できますが、ハイバックのほうが絶対いいです。
…ただ、ハイバックにすると高くなりますけどね(その分の価値は絶対あります)。

また、背中を倒せる機能がきちんとあるのがポイントですね。
ある値段の水準までは、背中を倒すと座面も斜めになってしまってと、椅子として不満が残るものになります。
シルフィーは背中がきちんと倒れるもので、倒す力をダイヤルで調整できるため、
自分が背中に体重をかけたときにいい感じの倒れ幅に調整することができます。
これがまたいい。

私も在宅勤務でずっと座る日々が続いているのですが、
腰が痛いとかは完全に無縁です。
「普通に座っていてなんの支障も来たさない」
という高い能力を持っています。

■たしかにシルフィーはおよそ¥70,000円と気軽に買える値段ではありません。
ただ、十分に買う価値のある椅子です。
私は自分への納得のさせ方として、
「どうせ椅子なんて何年も替えるものじゃない…」
「それにパソコンの前に座ること多いし…」
と、何年で換算すれば一年辺りの値段は安いし、自分の生活時間で多く割く部分だから投資効果も高い、
それに、いい椅子ならば、座ったときの精神的・身体的な満足も高いから、精神的な潤いも高い、
という言い訳を自分にして買いました。

■ただ、買う最後の決めてとしては、試座することができるなら、してから買ったほうがいいかと思います。
最後は自分のケツで決めましょう。ケツは嘘を付きません。

私は当初リープマンチェアやアーロンチェアも視野に入れていて、
前傾型の椅子だとか、後傾型の椅子だとか、いろいろ情報も仕入れつつ考えていたのですが、
座って一番納得がいったところがシルフィーでした。

というのも、アーロンチェアは座面が自分の嗜好には合わず、
リープマンチェアはたしかによかったのですが、シルフィーとの値段差を考えたときに、
そこまで投資する椅子とは思えなかったためです。

これは、決してアーロンやリープが悪い椅子だとかではなく、相性の問題のため、
個々人で感覚は違うかと思います。

また、同じオカムラで上位モデルの「バロンチェア」ももちろん試座したのですが、
値段の差のわりにはシルフィー以上の魅力を感じず、
「だったらシルフィーでいいや」となったところがあります。

ここまでの書き方だと、シルフィーが必要最低限の要素だけを揃えた、ギリギリの椅子、
というような書き方に見えるかもしれませんが、そのようなことはありません。
椅子マニアの方とかでなければ、十分にいい椅子です。
「ちょっと高い」とは言っていますが、本気で検討する椅子として、良いグレードの椅子です。

■最後に、オカムラのシルフィーは、
ローバック・ハイバック、メッシュ・クッションなど組み合わせを選べるため、
私のオススメをまとめさせていただきます。

背中は、ハイバックがおすすめです。
これは背中を大きく覆ってくれたほうが疲れが出にくいためです。

また、メッシュがおすすめです。
背中の通気性がよく、ムレにくいためです。
ただ、こちらは個々人の好みによって変わるかもしれません。

ランバーサポートはあったほうがよいです。
最初は「いらなかったかも…?」とおもったのですが、
ある時ランバーをいつもの位置からズラしたら、モノ足りなさを感じたため、
地味ですがあったほうがよいです。

肘掛けはあったほうがよいです。
これはほぼ必須かと思います。
たしか後付で購入して取り付けることもできたかと思いましたが、
後付で買うと高くついた覚えがあるため、最初から必要基準として付けてしまったほうがよいです。

脚は樹脂タイプで十分です。
そのほうが安いというのと、
樹脂のほうが軽いため、移動や引っ越しなど何かと便利です。

耐久性も十分であり、
「樹脂だと安っぽい…?」と気にされる方もいらっしゃるかと思いますが、
値段が値段の高い椅子のため、安っぽいプラスチック感はありません。
私としては、アルミを選ぶメリットが見つかりません…。




■オカムラのシルフィーは「ちょっと高い椅子」です。
ただし、買って満足する椅子だと思いますので、ぜひ検討の一つとしてみてください。
本文でも書きましたが、もし可能ならば試座することをおすすめします。
最後は自分のケツを信じてください。