【RC賃貸の振動対策④】最終手段、エアベッドを導入し、床からの振動対策に終止符を打つ

■RCの賃貸に入居したものの、洗濯機なのかウォーターハンマーなのか、部屋が振動するというハズレ物件でした。。。
管理会社に相談したものの、残念ながらこれ以上の対処しようは無いとのことで、個人で対処をしていくことに。
同じ様に部屋の振動・揺れで困っているかたの参考になれば幸いです。



■まず賃貸物件状況の整理ですが、RC(鉄筋コンクリート)の築20年未満の4階程度のマンションです。
私の居住はその中間階層の3階です。また、おそらく壁式構造と思われます。

DK SELECTという大東建託グループのブランド物件で、
構造的にはだいぶしっかりしたマンションなのではと思われます。
実際、とある事情で部屋の修理に来た方が、「しっかりした壁を使ってますね」と言っていたので、
やはりそうなのだと思います。

が、残念なことに部屋が揺れる揺れる。。。
ウォーターハンマーや洗濯機の振動だと思うのですが、振動が天井や壁を伝い、床も揺れるような状態。
もちろん壁をドンと叩くような音も響くのですが、床にまで振動が響くというのは初めての経験です。
朝方その揺れで起こされるようなこともしばしばのレベルで、うーん、だいぶハズレの物件を引いてしまったようです。。。
管理会社に相談もしてみたものの、残念ながら原因不明で対処ができないとのことでした。

引っ越しは絶賛検討中のものの、なかなか良い物件が出てこず、
ひとまずは引っ越すまで個人で対策をし、その場をしのいでみることにしました。


■さて、これまで諸々対策を打ち、多少緩和はされてきたのですが、、、
床からの振動がどうにも収まらない。。。
ホント、RCでこれは酷いですね。。。

普通の生活時間はまだ良いのですが、早朝5~6時とかに起こされる日々をどうにか対策したい。
ということで、最終兵器を導入することにしました。


それが、エアベッドです!


振動にはエアベッドが良いというブログ記事を見たことはあるものの、
サンプル数が少なすぎるため本当に効果があるのか半信半疑で導入をしてみた形です。
リスクはやや高かったですが、強力な振動に打ち勝つために意を決して購入をしてみました。


電動で膨らむタイプと、手動で膨らむタイプがありますが、
手動であの大きさを膨らませるのは結構大変だなと思い、電動で膨らむタイプを購入しました。
後述もしますが、結論、やや割高だとしても電動タイプを導入することをおすすめします。



画像の再掲になりますが、エアベッドを膨らませると、想像以上に大きくなります。
もちろん事前にサイズを図ってから購入をしたのですが、厚みがあるため、想定より大きく感じます。



画像には無いですが、反対方面に付け外し簡単なコードがあり、
コードを繋いでコンセントに挿せば、すぐに膨らんでくれます。
実際、手動でこの大きさに膨らませるのはだいぶ労力がいると思うため、
電動のほうが良いと思います。

自転車のタイヤと一緒で、徐々に空気が抜けてしまうため、
少し張りが弱まったなと思ったら、都度空気を付け足す必要があります。
その点でも、電動のほうが都度の補充が手間でなく気軽にできるため、電動が良いと思います。
どうしても手動より価格は高くなってしまいますが。



普段使っている、布団とマットレスを載せるとこんな形。


エアベッド自体が約25cmの高さとなるため、だいぶ高さが上がります。
この点がネックだったため、エアベッドの導入は最終手段として渋ったのですが、致し方ありません。


寝心地は、マットレス+布団を載せているからか、正直そんな変化は無いなと。
寝心地が悪くなることを懸念していたのですが、そこは大丈夫そうでした。


ただ、空気を入れる量が少ないと、やはりエアベッドが沈みやすくなり、
寝ているときの安定感がやや悪く感じるため、なるべく強めに空気を入れておいたほうが良いと思います。
その空気圧が弱くなったなというときに、サッと気軽に補充できるという点でも電動がおすすめです。
(一見、手動ポンプのほうが手軽なのでは? と思うのですが、エアベッドの大きさが大きさのため、手動だと少しの補充をしたいだけなのに、だいぶ入れ込まないとダメかと思います)



■さて、肝心の床からの振動対策ですが、、、
これがこれまでの中で一番効果があった! 劇的!


やはり空気の層が振動(音の波)を柔らかくしてくれ、さらにエアベッドの厚みが25cmと極厚なので、
気にならないレベルにまで改善をしました。
ようやく穏やかな朝を迎えられます。。。

ベッドの高さがだいぶ上がってしまうため、薄型のエアベッドのほうが良かったかと最初思ったのですが、
この極厚25cmの空気の層によって緩和されたと思うと、この極厚で良かったと思っています。

たぶんエアベッド導入まで悩んでいるいる人は、とにかく振動の軽減を第一優先にしたいと思うため、
下手に薄型を買わず、極厚を買ったほうが良いです。




■一方、エアベッドを導入した場合の感じたデメリットとしては、
ベッドの上で強めにみじろぎをするたび、「ギュッギュッ」とエアベッドがこすれる音が聞こえる点ですね。
浮き輪が「ギュッギュッ」と鳴るようなイメージです。

ただ、ベッドに乗るときにこそ強く音を感じますが、
実際に寝ていて少し動いたぐらいだと、そんなに気にならないかなと思います。
かつ、自分が動いてそれきっかけで発生する音のため、突然の振動と比べると雲泥の差です。

さらに、たぶんウォーターハンマーや振動対策に取り組んでいる人は、
大抵最初に耳栓を導入しているかと思うのですが、
耳栓を使っていると、正直この音は全然気にならない範疇になるかと思います。
(ちなみに、耳栓はMoldexのスパークプラグ、もしくはカモがおすすめです)

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■もう一つデメリットとしては、やはりベッドの高さが上がってしまう点ですね。
ただ、これは振動対策効果との等価交換となるため、下手に厚みを抑えてしまうのは何とも、、、
振動対策を取るか、それとも高さを取るか、、、ここは悩みどころです。
ただ、振動に悩んでいて、どうしようも無いならば、ここのデメリットは受け入れて導入するしかないと思います。




■床からの振動対策ですが、私の対策は今回のエアベッド導入で一区切りとなりそうです!
一番床からの振動対策に効果がありました!気にならなくなります!

でも、「じゃあ振動に悩んでいる人は最初からエアベッド導入すればよいのでは?」となると、
ちょっと私は強くオススメはできません。。。

さほど変わらないとは言え、やはり寝心地の多少の変動はありますし、
なによりベッドの高さが上がってしまうところは難点です。
なので、私もだいぶ渋り、最後の最後で導入をした形となります。

もし、ベッドの導入や防振マット、吸音材で解決するなら、そちらのほうが良いと思います。
正直、今回のエアベッド導入は、本当の最終手段だと思います。

ただ、どうしても解決せず悩んでいるという場合は、
ぜひエアベッドを導入してみてください!



そして、一番の振動対策方法は、、、元も子もないですが、引っ越すことですね。
私も良い物件が見つかり次第、さっさと引っ越そうと思っています。